2022年6月にSAKETIMESで公開した記事を振り返ってご紹介します!

飲んだあとも楽しめる「ご当地カップ酒」の使い道【日本酒4コマ漫画『ハネオくんとぽん酒』】(6/2公開)

ハネオくんとぽん酒17「ご当地カップ酒の使い道」
花柄のデザインを活かして、カップ酒を花びんとして再利用しているハネオくん。

ゆるキャラや風景など、その土地の特色がデザインされた「ご当地カップ酒」は、リーズナブルな価格で持ち帰りもしやすいため、旅行のお土産にぴったり。楽しかった旅行を思い出すアイテムとして、ふだんの生活を彩ってくれそうです。

【速報】「Kura Master 2022」のプラチナ賞と金賞が発表されました!─フランス人によるフランス人のための日本酒コンクール(6/6公開)

Kura Master 2022の上位16銘柄とグザビエ氏

2022年6月6日、フランスで開催された日本酒コンクール「Kura Master」において、プラチナ賞と金賞が発表されました。

「Kura Master」は、フランス人を中心としたヨーロッパの方々で、五ツ星ホテルのトップソムリエ、ミシュランで星を獲得しているレストランの関係者、ホテル・料理学校関係者、ワインジャーナリストなど、現地のプロフェッショナルを中心に審査員が構成されている、フランス人によるフランス人のための日本酒コンクールです。

酒米が異なる全7種の無濾過生原酒「岩の井 赤ラベル」を「GEM by moto」千葉麻里絵さんがテイスティング(6/7公開)

岩の井の赤ラベルシリーズの全7種類

日本屈指の硬い仕込み水で、キレの良い食中酒を醸す千葉県・岩瀬酒造。同酒造が2020年にリリースしたのが、雑味が少ない「中汲み」を瓶詰めし、フレッシュさを保つためにマイナス5度の冷蔵庫で保管した無濾過生原酒シリーズ「岩の井 赤ラベル」です。

東京・恵比寿にある日本酒ペアリングの名店「GEM by moto」の千葉麻里絵さんが酒蔵を訪問し、シリーズ全7種類を飲み比べ。それぞれの味わい違いと特徴、ペアリングにぴったりな料理を提案してもらいました。

ミネラル豊富な湧き水が「小左衛門」の味わいをつくる─岐阜県・中島醸造の地元に愛される酒造り(6/8公開)

中島醸造「小左衛門」
「美濃焼」の産地、岐阜県瑞浪市(みずなみし)で酒造りを行う中島醸造の創業は、江戸時代中期の1702年(元祿15年)。初代・中島小左衛門用信が年貢米を活かして酒造りを始めたのが、その歴史の始まりです。

その酒造りのこだわりは、水の力を活かすこと。「酒蔵の近くにある屏風山(びょうぶざん)から流れてくる豊富な伏流水は、ミネラル感もありながらとても飲みやすいんです。この仕込み水のおかげで『中島醸造の酒には独特の風味がある』と言われるんです」と、蔵元の中島さんは教えてくれました。

“真の地酒"がもつ「産土(うぶすな)」の哲学が人間と自然の未来をつくる─花の香酒造(熊本県)が新ブランドで示した覚悟(6/10公開)

花の香酒造の「産土」
2021年12月に新ブランド「産土(うぶすな)」をリリースした熊本県の花の香酒造。

「これからは、自然と人間の両方の生活が豊かになるものづくりをしていく必要があります。米づくりも酒造りも、人間の技術だけではなく、菌や微生物があってこそできることです。自然の生き物を守り、共存しながら酒を造る。私たちはそういう仕事をしていきたいと思っています」

代表の神田清隆さんは、「産土」はひとつのブランド名にとどまらず、日本酒における、ワインの「テロワール」に匹敵するほどのキーワードになると考えています。

茨城県の酒造りのスペシャリスト「常陸杜氏」とは─茨城地酒躍進の秘密は官民一体の連携にあり(6/14公開)

常陸杜氏の背中

2019年に誕生した「常陸杜氏(ひたちとうじ)」は、茨城県酒造組合と産業技術イノベーションセンターがタッグを組んで立ち上げた県内独自の認証資格。伝統的な酒造りの技を継承する昔ながらの杜氏集団とは異なり、地元の造り手の育成や茨城県産日本酒のブランド化推進など、あくまで茨城県の地酒を発展させていくための資格として創設されました。

茨城県酒造組合は、なぜ独自の杜氏制度を始めるにいたったのでしょうか。茨城地酒の今後の展望と合わせて、お話をうかがいました。

高清水の原点「6号酵母」と「秋田流寒仕込み」に立ち帰る~新シリーズ「秀麗無比」に込めた地酒蔵のプライド(6/17公開)

高清水「秀麗無比」シリーズ

秋田の銘酒「高清水」を醸す秋田酒類製造は、2021年11月、秋田県内限定の「AKITAKASHIMIZU」シリーズを新たに発表しました。

この第1弾として展開中の「秀麗無比(しゅうれいむひ)」は、「6号酵母」と「秋田流寒仕込み」という、高清水が創業から一度も絶やしていない酒造りの基本に立ち帰って造られたものです。

なぜ今、高清水は、原点回帰を意識した商品を発売したのでしょうか。「秀麗無比」シリーズに込められた想いを開発に携わったメンバーの話から紐解くとともに、商品の魅力に迫ります。

アメリカ初のSAKE専門ポッドキャスト「SAKE REVOLUTION」─軽快なトークでSAKEシーンに"革命"を!(6/21公開)

「酒サムライ」のティム(画像左)と「酒オタク」のジョン

毎週水曜日に、いつものフレーズと軽快な音楽とともに始まるアメリカ初のSAKE専門のポッドキャスト「SAKE REVOLUTION」は、日本酒やSAKEにまつわる素敵なトークを全世界に向けて発信しています。ポッドキャストのホストは、“SAKEオタク”のジョン・プーマさんと“酒サムライ”のティモシー・サリバンさん。

「SAKE REVOLUTION」は約30分間のトークショーで、味わいの紹介だけでなく、製造方法や背景なども含めてわかりやすく解説しているのが特徴です。SAKEに特化したポッドキャストを始めたきっかけや今後の展開などを、ジョンさんとティムさんにうかがいました。

秋田県すべての酒蔵のレギュラー酒が楽しめる─東京・銀座「AKITA DINING なまはげ」で味わう"秋田のいつもの日常"(6/23公開)

「なまはげ 銀座店」の取扱銘柄の一部

東京・銀座にある「AKITA DINING なまはげ 銀座店」は、秋田県の日本酒と郷土料理が楽しめる名店です。その最大の特徴は、秋田県内全酒蔵のレギュラー酒を取り揃えていることです。

少量生産のレアな日本酒や高級酒が喜ばれる傾向のなかで、あえて普通酒やレギュラー酒にこだわり続ける理由を、「AKITA DINING なまはげ 銀座店」を運営する株式会社なまはげ 代表取締役の佐藤尚士さんにお話をうかがいました。

ロッキー山脈の雪解け水でSAKEを造る─アメリカ・コロラド州のSAKE醸造所「Colorado Sake Co.」(6/28公開)

Colorado Sakeの商品

アメリカ中部、ロッキー山脈の東側に位置するコロラド州デンバーで2016年に設立されたColorado Sake Co.(コロラド・サケ・カンパニー)は、プラスチックボトル入りのSAKEを販売したり、SAKE醸造のために州の法律を変えたり、SAKE醸造所にコメディ・クラブを併設したりと、SAKEのおいしさを広めるためにさまざまな取り組みを行っています。

これまでSAKEに触れたことのなかった地元の人々に親しまれるためのユニークな試みについて、その発想の秘密を創業者のウィリアム・スチュアートさんにうかがいました。

島根県出雲市で「十旭日」を醸す旭日酒造―生酛造りにこだわる副杜氏・寺田栄里子さんの多彩な挑戦(6/29公開)

旭日酒造

日本には数多くの銘醸地がありますが、「神々が集う地」として知られる島根県出雲市もそのひとつ。日本海の海の幸や奥出雲の山の幸、宍道湖や神西湖の湖の幸など、雄大な自然に恵まれた出雲の素晴らしい食文化は日本酒との相性も抜群です。

そんな島根県・出雲にある酒蔵なかでも、しっかりとコクのある味わいが評判の旭日酒造。「代表銘柄の『十旭日』は、酵母が醪の中の糖分をしっかりと食べて、元気に発酵したお酒です。温めるとお酒の表情が変化して持ち味が発揮されたり、料理と合わせることで魅力が増したりするので、ぜひお試しいただきたいですね」と、副杜氏の寺田栄里子さんは話してくれました。

「この蔵を大きな船だと思っているんです」─「ドン ペリニヨン」の元醸造最高責任者が富山県白岩に新設した"大きな一枚屋根の酒蔵"(6/30公開)

白岩の酒蔵外観

シャンパーニュメゾン「ドン ペリニヨン」の元醸造最高責任者であるリシャール・ジョフロワ氏が、富山県に創立した株式会社白岩の酒蔵が完成しました。デザインを手がけたのは、世界的建築家であり、リシャール氏の友人でもある隈研吾氏です。

ブランドを立ち上げるにあたって、自身の酒蔵を持つことを大切にしていたリシャール氏が重視したのは、自然との調和です。田んぼがあり、山と海の両方を望める場所を探す中で、立山連峰と富山湾を一望できる白岩の地を訪れ、すぐさまこの地に酒蔵を建てることを決めたといいます。

2021年4月に完成した酒蔵の最大の特徴は、大きな一枚屋根。蔵の立つ丘を仰ぎ見ると、山を背景とした景観と調和しながら、深い茶の屋根が存在感を示しています。

(文:SAKETIMES)

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