プレミアムな日本酒として、世界随一の知名度を誇る山口県・旭酒造の「獺祭」。

2024年度の売上195億円のうち、海外売上は87億円ですが、これは同期間(2023年10月~2024年9月)の日本酒の輸出金額の合計416億円の20%に相当します(財務省貿易統計より算出)。

「獺祭はうまくいっていない」─旭酒造 桜井会長が語る「獺祭」の現状と未来
(1/28公開)

さらに、日本酒の輸出を支えるだけでなく、2023年9月にはアメリカ・ニューヨーク州に新たな酒蔵「Dassai Blue Sake Brewery」をオープンしました。

世界一の料理大学と言われる「Culinary Institute of America(カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ/CIA)」におけるSAKEの講義を監修したり、現地の農家と協力して山田錦を育てたりと、日本国外におけるSAKE文化の飛躍的な成長を目指した取り組みをしています。

1990年に、現会長である3代目の桜井博志さんが「獺祭」を生み出してから、留まることのない成長を続ける旭酒造。

なぜ「獺祭」は成長し続けることができるのでしょうか。SAKETIMESを運営するClearの代表・生駒龍史がニューヨークの酒蔵を訪れ、桜井会長に話を伺いました。

世界中で高まる、日本酒への関心

【速報】2024年の日本酒輸出は金額・数量ともに前年比106%と増加—2024年の日本酒輸出実績が発表されました!(1/31公開)

2024年12月、日本酒を含めた「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。この登録をきっかけに、世界中で日本酒に対する関心が高まっていくことが期待されています。

そんな日本酒の海外展開について、2024年(1〜12月)の輸出実績が発表されました。2025年1月30日(木)に発表された財務省「貿易統計」のデータをもとにSAKETIMESが集計した、2024年の日本酒の輸出実績をお伝えします。

2024年の輸出金額は434億円で前年比106%、輸出数量も3.1万kLで前年比106%となり、金額・数量ともに昨年を上回る結果となりました。

2024年、どんな日本酒が思い出に残っていますか?

【年末アンケート企画】みんなの「2024年最高の日本酒」を教えてもらいました!(1/17公開)

2024年最高の日本酒

SAKETIMESの年末恒例のアンケート企画「2024年最高の日本酒」。

昨年も多くの読者から“最高の日本酒”が寄せられました。その中から、編集部がピックアップした投稿を紹介しています。

アンケートにご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。紹介しきれなかった投稿は、X(旧Twitter)のハッシュタグ「#2024年最高の日本酒」をチェックしてみてください。

「SAKETIMES NEWS」からピックアップ!

SAKETIMES編集部に届く最新の日本酒情報のなかから、特に注目されたニュースを紹介します。

福島県桑折町の“酒好きオヤジ”たちが理想の日本酒をプロデュース!「辛口桑折 純米吟醸 生酒」が、数量限定で販売中(1/6公開)

辛口桑折 純米吟醸 生酒

福島県桑折町の有志団体「桑折醸会(こおりかもすかい)」は、桑折町産の酒米と天然水で醸した「辛口桑折 純米吟醸 生酒」を、数量限定で販売中です。

お酒好きなオヤジを自認する桑折醸会のメンバーが「自分たちが理想とするお酒を飲みたい」という想いでつくりあげた日本酒で、今回で12回目の発売となります。

醸造は、喜多方市にある大和川酒造店が担当。原料米には、桑折町で栽培された福島県オリジナルの酒米「夢の香(ゆめのかおり)」を、仕込み水には、奥羽山脈南部に位置する半田山の天然水「香村金剛水(こうそんこんごうすい)」を使用しています。

しぼりたての日本酒を急速冷凍した「凍眠生酒」20銘柄が、イオンの冷凍食品専門店「@フローズン」にて販売中(1/7公開)

凍眠生酒@フローズン

全国20蔵のしぼりたての新酒を急速冷凍した「凍眠生酒」が、イオンリテール株式会社が運営する冷凍食品専門店「@フローズン」で、2024年12月より販売中です。

株式会社テクニカンが開発した、マイナス30℃の液体で冷凍する「凍眠(とうみん)」という技術を使って、生酒を瓶のまま急速冷凍した商品が「凍眠生酒」。従来の冷凍よりも圧倒的な急速冷凍を行うことで、フレッシュ感を長く保つことが可能になり、生酒本来の味わいと品質保持を両立させることができるようになりました。

新潟県の80蔵が集結!国内最大級の日本酒イベント「にいがた酒の陣 2025」が、3/8(土)~9(日)に新潟市・朱鷺メッセで開催(1/14公開)

にいがた酒の陣2025

新潟県の80蔵が参加する日本酒イベント「にいがた酒の陣 2025」が、2025年3月8日(土)〜9日(日)に、新潟市・朱鷺(とき)メッセで開催されます。

「にいがた酒の陣」は、新潟県酒造組合の設立50周年を記念して、2004年から開催されている日本酒イベントです。ドイツの伝統的なビールの祭典「オクトーバーフェスト」をモデルに、現在では、多くの日本酒ファンが参加する国内最大級の日本酒イベントとなりました。

2025年の前売りチケット1万8,000枚は、すでに完売。SAKETIMESでは、イベント当日の様子を速報でレポートする予定です。

(文:SAKETIMES編集部)

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