2021年9月にSAKETIMESで公開した記事を振り返ってご紹介します!

米、水、エネルギーの100%自給を目指す酒蔵─福島県・大和川酒造店がつなげる次世代へのバトン(9/1公開)

大和川酒造店 専務の佐藤雅一さん(写真右)と杜氏の佐藤哲野さん

日本酒産業における「サステナビリティ(持続可能性)とは何か?」を考える連載企画。この記事では、東日本大震災をきっかけに、米・水・エネルギーの100%自給を目指す「弥右衛門」の醸造元、福島県・大和川酒造店の取り組みを紹介しています。

飲み手と造り手をつなぎ、日本酒の魅力を伝える—「唎酒師」の役割とは?(9/2公開)

唎酒師の取得者
唎酒師をひとことで言えば、「お客様に日本酒をおいしく飲んでいただくための資格」のこと。最近では一般企業の営業や広報の方々の間でも取得を目指す人が増え、必ずしも飲食業界だけに限った資格ではないそうです。

大関の技術が活かされた、大関らしくないお酒—ハーブ薫るリキュール造りに挑戦した女性社員たちの想い(9/7公開)

灘の酒蔵メーカー・大関の新商品は、レモングラス、シナモン、ジンジャー、コリアンダーシードなど、香り豊かなハーブを純米酒につけ込んだリキュールです。大関といえば「ワンカップ大関」というイメージが強いですが、今回の新商品は、それを良い意味で裏切るものでした。

オール福井産で挑んだ大吟醸酒と純米大吟醸酒─地酒蔵のあり方を模索した小浜酒造の5年間(9/9公開)

小浜酒造「大吟醸わかさ」(写真左)と「純米大吟醸わかさ」

2016年に前身の「わかさ富士」から事業継承を行い、新たなスタートを切った福井県の小浜酒造(おばましゅぞう)。

酒蔵の再始動から5年。2021年2月に発売した新商品「大吟醸わかさ」と「純米大吟醸わかさ」は、米・水・酵母のすべてを"オール福井"にこだわった日本酒で、地元を大事にした酒造りをさらに一歩前進させました。

ボトル飲みでさらに"ライト"な日本酒体験を―新しい飲用シーンを開拓する沢の鶴「SHUSHU Light」(9/13公開)

沢の鶴「SHUSHU Light」の飲用シーン

「ボトルのまま飲む」という新しい日本酒のスタイルを提案した沢の鶴の「SHUSHU(しゅしゅ)」が、今秋に「SHUSHU Light(しゅしゅ らいと)」としてリニューアル。

「若い人が日本酒を飲まないと、これから先、日本酒を好きになる人が増えていかないですよね」と、企画担当者は商品に込めた願いを話してくれました。

「大吟醸酒」はまだまだ進化する—白鶴酒造が新商品「雫花 大吟醸」に込めた思い(9/14公開)

白鶴酒造「雫花 大吟醸」
500mlサイズで700円(参考小売価格)という、手軽に買える白鶴酒造の新商品「雫花(しずか)」。

大吟醸酒と聞くと、おいしい日本酒を想像する一方で、高級酒や贈答用のお酒など、どこか敷居の高さを感じる人もいるかもしれませんが、「雫花」は、日本酒ビギナーも従来の日本酒ファンも楽しめる大吟醸酒の進化系といえるお酒でした。

「日本酒を世界酒に」という思いは止まらない─「WAKAZE」激動のフランス現地醸造2期目を振り返る(9/15公開)

WAKAZEの面々

東京・三軒茶屋とフランス・パリに醸造所を造り、新時代のSAKEの開発と発信を行なっているスタートアップ企業「WAKAZE」。

環境が十分とはいえないなかでの海外醸造と予想外のコロナ禍という困難を、柔軟な発想とスピード感のある意思決定で乗り越えたWAKAZEの今をお伝えします。

何度でも生まれ変わり続ける一升瓶─「3R」の視点で考えるガラス瓶の特徴(9/21公開)

四合瓶や一升瓶など、私たちが目にする日本酒のほとんどがガラス製の瓶に入っています。このガラス瓶にはどのような特徴やメリットがあるのでしょうか。

リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)。いわゆる3つの「R」の視点から、ガラス瓶のサステナビリティを考えます。

吟醸王国・山形県が産んだ酒米「出羽燦々」【専門用語を知って日本酒をもっと楽しく!】(9/22公開)

洗米を終えた酒米

日本酒の原料は、米と米麹と水だけ。そのため、米の良し悪しが酒質に大きく影響します。なかでも、酒造りに適した米のことを「酒造好適米」あるいは「酒米」と呼びます。

山形県内で最も多く生産されている酒米「出羽燦々(でわさんさん)」は、10年以上もの歳月をかけて開発された、山形県では初となるオリジナル酒米です。

酒造りは遥かなる大冒険─地産地消を目指すアメリカ東海岸・ニューイングランドの醸造所「Farthest Star Sake」(9/22公開)

「Farthest Star Sake」オーナーのトッドさん

アメリカ北東部・ボストン近郊の街に、“遥か彼方の星”と名付けられたSAKEの醸造所がもうすぐ完成します。オーナー兼杜氏は、日本で酒造りの修行経験もあるトッド・ベロミーさん。目指すのは、地産地消のSAKEのラボです。

白鶴酒造だからこそできた、味と価格の両立─酒米の王様・山田錦100%の日常酒「上撰 白鶴 山田錦」(9/28公開)

「上撰 白鶴 山田錦」

白鶴酒造では、大吟醸酒などの原料として使用されるこの多い兵庫県産の山田錦を100%使用した普通酒を販売。「山田錦=高級酒」というイメージを覆すこの商品の背景には、山田錦を介して育まれた農家と白鶴酒造の絆がありました。

【速報】「2021年度 全米日本酒歓評会」の結果が発表されました!(9/29公開)

「2020年度 全米日本酒歓評会」の審査風景

2021年9月29日に、海外で最も歴史の長い日本酒審査会「第21回 全米日本酒歓評会」の受賞結果が発表されました。今回は215蔵・576銘柄の出品があり、その内151点に金賞が、152点に銀賞が授与されました。受賞蔵のみなさま、誠におめでとうございます!

ベトナムで25年前から酒造りを続ける「フエフーズ」の軌跡―”ベトナムらしさ”が詰まったSAKEを目指して(9/30公開)

ベトナム最後の王朝として栄えた古都・フエの地で、現地の米を使って酒造りを続けている酒造メーカー「フエフーズ」。

ここで造られる純米吟醸酒「越の一(えつのはじめ)」は、2021年7月に開催されたフランス人のための日本酒・SAKEコンクール「Kura Master」の純米酒部門で、最高賞であるプラチナ賞を獲得しました。これは東南アジアにある醸造所の出品酒として初の快挙です。

(文/SAKETIMES編集部)

この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます