※IWC2022「SAKE部門」の受賞結果は以下から。

2018年5月18日(金)に「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2018『SAKE部門』」の受賞酒が発表されました。速報でお届けします。

世界的なワイン品評会「IWC」とは?

世界最大規模のワイン品評会「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」は、毎年ロンドンで行われる"世界で最も大きな影響力を持つ"といわれるワインのコンテストです。

そんなIWCに「SAKE部門」が誕生したのは2007年。以来、SAKE部門の受賞酒は、"外国人の口にもあう日本酒"として国内外で注目を集め、IWCは日本酒の海外進出における重要なイベントとして、その価値を高めてきました。

2018年のIWCでトロフィーを受賞した日本酒

2018年のSAKE部門は、「普通酒の部」「純米酒の部」「純米吟醸酒の部」「純米大吟醸酒の部」「本醸造酒の部」「吟醸酒の部」「大吟醸酒の部」「古酒の部」「スパークリングの部」の9カテゴリーに分けられ、それぞれの部でブラインドテイスティングによる審査が行われます。

審査結果に応じて与えられる評価は「ゴールドメダル」「シルバーメダル」「ブロンズメダル」「大会推奨酒」の4つ。さらに、ゴールドメダルを獲得した出品酒の中で、特に優れたものに対して「トロフィー」の栄誉が与えられ、その「トロフィー」を獲得した中からたったひとつの銘柄に、SAKE部門の最高賞として「チャンピオン・サケ」の称号が授けられます。

また、ゴールド・シルバーメダル受賞酒のなかで、日本での小売価格が1,000円以下、かつ生産量が四合瓶換算で10万本以上という優れたコストパフォーマンスを発揮した酒に与えられるのが「グレートバリュー」。こちらも、さらにそのなかからひとつの銘柄が「グレートバリュー・アワード」に選出されます。

IWC2018「SAKE部門」トロフィー/ゴールドメダル受賞酒一覧

2018年のSAKE部門は過去最多の456社から1639点が出品。そのうち、97点がゴールドメダルに輝きました。そして今回、各カテゴリーのゴールドメダル受賞酒の中から特に優れた銘柄として、トロフィー受賞酒が選ばれました。


※「県名トロフィー / 地名トロフィー」:「トロフィー」銘柄にはわずかに及ばなかったものの、高い評価を得た、産地が異なる次席の銘柄に授与されるもの

◎普通酒 部門 (総出品数:76 ゴールドメダル受賞数:12)

<トロフィー>

<ゴールドメダル>

◎本醸造 部門 (総出品数:75 ゴールドメダル受賞数:5)

<トロフィー>

<ゴールドメダル>

◎純米酒 部門 (総出品数:337 ゴールドメダル受賞数:12)

<トロフィー>

<ゴールドメダル>

◎純米吟醸酒 部門 (総出品数:323 ゴールドメダル受賞数:13)

<トロフィー>

<ゴールドメダル>

◎純米大吟醸酒 部門 (総出品数:440 ゴールドメダル受賞数:22)

<トロフィー>

<ゴールドメダル>

◎吟醸酒 部門 (総出品数:40 ゴールドメダル受賞数:7)

<トロフィー>

<ゴールドメダル>

◎大吟醸酒 部門 (総出品数:223 ゴールドメダル受賞数:14)

<トロフィー>

<ゴールドメダル>

◎古酒 部門 (総出品数:59 ゴールドメダル受賞数:4)

<トロフィー>

<ゴールドメダル>

◎スパークリング 部門 (総出品数:66 ゴールドメダル受賞数:8)

<トロフィー>

  • スパークリングトロフィー:「一ノ蔵 すず音 Wabi」株式会社一ノ蔵(宮城県)
  • 和歌山・スパークリングトロフィー:「紀土 純米大吟醸 Sparkling」平和酒造株式会社(和歌山県)
  • 山形・スパークリングトロフィー:「米鶴スパークリング・ロゼ」米鶴酒造株式会社(山形県)

<ゴールドメダル>

グレートバリューサケ 受賞酒一覧

日本での小売価格が1,000円以下、かつ生産量が四合瓶換算で10万本以上という優れたコストパフォーマンスを発揮した酒に与えられる賞です。

速報は以上です。
受賞蔵のみなさま、本当におめでとうございます!

「チャンピオン・サケ」の発表は7/10(火)、ロンドンにて!

IWC SAKE部門の最高栄誉である「チャンピオン・サケ」と、「グレートバリューアワード」は7月10日(火)にロンドンで開催されるアワードディナーで発表されます。今年のチャンピオン・サケに選ばれるのはどの銘柄なのか、期待が高まりますね!

(文/SAKETIMES編集部)

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