2022年8月にSAKETIMESで公開した記事を振り返ってご紹介します!
酒と良縁な「砂肝のアヒージョ」─こだわりの晩酌、呑むなら作るべし(8/4公開)
スペインの伝統的な料理「アヒージョ」は、調理方法が手軽なことからアウトドアで楽しむ方が増えています。
クーラーボックスに入れてキャンプ場に持参したのは、ほんのりとしたフルーツ香を感じる「旦(だん)」の夏酒です。アヒージョと一緒に味わうと、ピチピチとした繊細な酸が口の中に残るオイルをリセット。外気に触れて温度が少し上がったお酒は、より旨味を増したように感じました。
佐渡出身の店主がつくる酒肴でくつろぎのひとときを― 新潟ほろ酔い酒場案内「居酒屋こばちゃん」(8/5公開)
新潟市の古くからの繁華街・古町(ふるまち)の一角にある「居酒家こばちゃん」は、新潟の豊かな食材と地酒が楽しめるので、県内外のお客さんでいつもにぎわっている人気店です。
取り揃える日本酒は、新潟の地酒のみ。季節限定のものや、なじみの酒屋さんおすすめを中心に、店主の小林さんが「飲んでおいしいもの!」と選んだ銘柄が並びます。
アルミ缶の日本酒が酒蔵の海外進出を後押しする─越境ECを手掛けるアイディーテンジャパンの次なる一手(8/9公開・前編)
国内外の期待が高まる“アルミ缶の日本酒”─新ブランド「KURA ONE」が秘めた大きな可能性(8/10公開・後編)
小口空輸配送の越境ECサービス「Japanpage:Sake」をはじめ、日本産酒類の海外輸出に関する事業に取り組むアイディーテンジャパン株式会社
が、2022年8月に発表したのが、180mLという小容量のアルミ缶日本酒ブランド「KURA ONE」です。
「『KURA ONE』は、日本酒の海外進出が現在直面する課題を解決するために始めたブランドです」と語る、同社代表の澤田且成(さわだ・かつなり)さんにインタビュー。前編では、「KURA ONE」を発表するまでの経緯やブランドとしての魅力を、後編では、国内外の関係者から寄せられた期待の声を紹介しています。
海洋深層水を使って完全発酵の酒を醸す─三重県・河武醸造の「鉾杉らしさ」を生み出すチャレンジ精神(8/15公開)
「地元の人が晩酌に買いやすいお酒が、一番おいしいお酒になるように」という思いから酒質の向上に取り組む三重県・河武醸造。IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2021 SAKE部門では、河武醸造が造る普通酒「鉾杉 秀醇(ほこすぎ しゅうじゅん)」が、「グレートバリュー・チャンピオンサケ」を受賞しました。
河武醸造が一貫して目指すのは、酵母が糖をほぼ分解しつくす「完全発酵」のお酒。そのために海洋深層水を酒造りに取り入れるといった、独自の工夫を行っています。
生酒の魅力をアメリカ全土に!生酒専門オンラインストアを運営するポール・ウィレンバーグさん(8/16公開)
火入れ(加熱殺菌)をしていない日本酒、いわゆる「生酒(なまざけ)」の魅力は、なんといってもそのフレッシュな味わい。日本酒ファンのなかでも、特に人気の高いカテゴリーのお酒です。そのおいしさは万国共通のようで、アメリカにも生酒の魅力に取り憑かれた日本酒好きがいます。
ポール・ウィレンバーグさんは、数ある日本酒のなかでも、生酒を専門に取り扱うオンラインストア「NamazakePaul.com」を立ち上げ、アメリカ・オレゴン州から全米に向けて生酒の魅力を発信しています。
これからも地元を愛し、地域とともに歩んでいく─事業継承を経た長野県・米澤酒造が「変えたもの」と「変えなかったもの」(8/17公開)
長野県の南部、天竜川に沿って南北に伸びる盆地「伊那谷(いなだに)」のほぼ中央に位置する中川村で、1907年から酒造りを行ってきたのが「今錦」を醸す米澤酒造です。
後継者の不在や設備の老朽化などといった問題から一時は廃業の危機に立たされますが、2014年、同じく長野県の企業である寒天メーカー・伊那食品工業のグループ会社となって、新たなスタートを切ります。しかし、蔵の礎となる製法や味わいの輪郭、そして、地元を愛し、お客様とともに歩む姿勢は変わっていませんでした。
【速報】「全国燗酒コンテスト2022」の審査結果が発表されました!(8/18公開)
お燗にしておいしいお酒を決める「全国燗酒コンテスト2022」の審査結果が発表されました。
全国256の酒造会社から出品された897点が、4つの部門に分けられ、専門家によるブラインドによって審査。各部門の上位30%が「金賞」、うち最上位5%が「最高金賞」と認定されます。
受賞蔵のみなさま、おめでとうございます!
酒販店からみた岩瀬酒造「岩の井 赤ラベル」の人気の秘密─硬度の高い仕込み水が生み出す次なる食中酒のスタンダード(8/23公開)
日本でも有数の硬度をもつ仕込み水で醸される、千葉県・岩瀬酒造の日本酒「岩の井」。酒米の品種違いで造られた中汲み無濾過生原酒「岩の井 赤ラベル」シリーズは、フレッシュさと輪郭のはっきりとした酒質から、地元・千葉のみならず他県の酒販店でも取り扱いが始まり、人気が高まっています。
酒販店にその魅力をたずねると、「日本屈指の硬い仕込み水を活かした輪郭のはっきりした味わい」「喉の奥にスッと流れ込むようなキレのよさ」という、食中酒としての新たな可能性が聞けました。
蔵内最古の53年熟成酒をブレンドした新商品─千葉県・岩瀬酒造が切り拓く日本酒の熟成の可能性(8/25公開)
千葉県・岩瀬酒造に残る最古の酒は、市場には一切流通していない1969年醸造の53年熟成酒。一升瓶でわずか8本分しか残っていないこの酒をベースに7種類の古酒をブレンドした「あまてらす」が発売されました。
「和食なら、うなぎの蒲焼などの甘辛い味付けの料理がよいですね。中華料理やイタリアン、フレンチなど、世界中の料理にも寄り添います。フォアグラなんて天にも昇るほどの相性ですし、濃厚なバニラアイスに少し垂らすだけでもすごくおいしいですよ」
上品な甘味を酸による骨格が支えたバランスのよい味わいで、多種多様な料理に合わせられる熟成酒の世界。日本酒の新しい楽しみ方を提案する一本です。
高知県・酔鯨酒造が蔵人の積極採用を進める理由─すべては世界の食卓に「酔鯨」を届けるために(8/30公開)
コロナ禍にもかかわらず、2021年に売上が10億円を突破するなど、右肩上がりの成長を続ける高知県・酔鯨酒造。2016年に4代目の大倉広邦さんが代表取締役社長に就任してから、同社では、慣例にとらわれることのない組織改革を行ってきました。
毎年増える製造量を支えるための積極的な採用活動も、そのひとつ。さらに、「世界の食卓に酔鯨を!」というビジョンを実現するため、現在も、社員一人ひとりの意識を高め、成長を支えるためのさまざまな取り組みを進めています。
(編集:SAKETIMES)